今回はパーマリンクの変更を簡単にしてくれるプラグインと、その使い方について紹介します。
使うプラグインは「Redirection(リダイレクション)」というプラグインなので、知っている人も多いと思いますが、このプラグインを久しぶりに使ってみたところ、ものすごい改善があり驚きました。
その改善点が「パーマリンクを変更したら自動で新しいパーマリンクへリダイレクトしてくれる」という機能です。
この機能を使うことで「パーマリンクを変更した後の手動リダイレクトの手間」が完全になくなるので、パーマリンクの変更を検討している方にお伝えしたい情報となっています。
ただし、ある設定をしないと自動リダイレクトにならないので、その設定や注意点についても紹介していきますね。
パーマリンクを変更して全て手動でリダイレクトした時の苦労話
まず初めにお伝えしたいことは、パーマリンクを変更した後の手動リダイレクトがどれだけ大変なことなのかというお話しです。
手動リダイレクトに費やした時間は4~5時間!
僕は1年ちょっと前に160記事規模のサイトのパーマリンクを変更したのですが、パーマリンクを変更した後に費やしたリダイレクトの時間は4~5時間ほどだったかと思います。
慣れてくると1記事1分でリダイレクトできましたが、慣れるまでは失敗したら大変だという事でかなり丁寧にリダイレクトの作業をしました。
休憩後の作業もやり方を再確認して慎重にスタートするなんて地味なことをひたすらに続けました。
リダイレクトの作業で小指がけんしょう炎になりかける
「Ctrl+C」でコピペをしまくることになるので、小指周りがけんしょう炎になりかけて焦ったことを覚えています(;^ω^)
そのくらい、パーマリンクを変更した後のリダイレクト作業は大変なものでした。
当時使用したプラグインも「Redirection」だったのですが、そのころはまだ自動でリダイレクトしてくれる機能はなくて、手入力が必要だったんです。
「Redirection」がパワーアップしていた!
今回はパワーアップした「Redirection」の機能のおかげで、数分でリダイレクトの作業が終わりました。
だから、浮いた時間でこの記事を書いてしまおうと思ったわけです。
このパワーアップした「Redirection」はパーマリンクを変更するなら絶対にインストールしておいた方が良いプラグインです。
そんな「Redirection」を活用したパーマリンクの変更方法について紹介していきますね。
パーマリンクを変更して自動でリダイレクトまでする手順
パーマリンクを変更して自動でリダイレクトまでする手順を紹介していきます。
設定を間違えたり、プラグインの不具合でサイトにトラブルが起こる可能性があります(画面が真っ白になってしまう等)
必ずバックアップを取った状態で操作するようにしましょう。
手順① 「Redirection」をインストールして有効化する
まずはワードプレスに「Redirection」をインストールします。
「Redirection」はワードプレスのダッシュボードから、プラグインの新規追加でインストールできます。
「プラグイン」の「新規追加」をクリック
プラグインの新規追加画面で「Redirection」と入力します。
「Redirection」と入力すると「Redirection」のプラグインが表示されるので、「今すぐインストール」をクリックします。
「今すぐインストール」をクリックすると、「有効化」のボタンが表示されるので、そのまま「有効化」をクリックします。
「有効化」をクリックして「プラグインを有効化しました。」と表示されたら「Redirection」のインストールは完了です。
手順② 「Redirection」の初期設定をする
リダイレクションのインストールが終わると、今度は「Redirection」の初期設定を行うことになります。
と言うことで、「ツール」の「Redirection」をクリックします。
「ツール」の「Redirection」をクリックすると、「Redirectionへようこそ🚀🎉」というページが開かれます。
このページの「セットアップを開始」をクリックして設定に進みます。
「セットアップ開始」をクリックすると「基本セットアップ」というページが表示されるので、「Monitor permalink changes in WordPress posts and pages.」と「Keep a log of all redirects and 404 errors.」の項目にレ点チェックを入れて、「セットアップを続行」をクリックします。
ちなみに、「基本セットアップ」のページをGoogleの翻訳機能で日本語に翻訳すると、このようなことが書いてあります。
「投稿またはページのパーマリンクを変更すると、リダイレクトによりリダイレクトが自動的に作成されます。」という内容なので、リダイレクトが自動的に実行されることが分かります。
さて、少し余談が入りましたが、「セットアップ続行」をクリックすると「REST API」というページに進みます。
数秒間「%」みたいな表示が表示された後に、緑色で「Good」と表示されるので、「Good」が表示されたら「セットアップ完了」をクリックします。
【エラーが出た場合】
「Good」が表示されずにエラーになることもあります。僕の場合、キャッシュを消すように指示が出たのでキャッシュを消してやり直したら「Good」になりました。
さらに、「Good」の状態で「セットアップ完了」を押してもエラーになったので困りましたが、色々同時に処理してパソコンが重くなっていたので、いったん他のアプリとかを止めてみると「セットアップ完了」ができました。参考までに(^^)
「セットアップ完了」をクリックすると、セッティングが進むので、100%になれば「完了」をクリックします。
以上で「Redirection」の初期設定は完了です。
これでパーマリンクを変更すると、自動でリダイレクトしてくれる状態になりました。
本当にリダイレクトしてくれるの?実際にやってみたレビュー
今回、ルームドリーマーの記事のパーマリンクを変更する前のURLを残しておいたので、このURLを使って無事にリダイレクトされるのかを検証してみます。
【検証URL】
https://roomdreamer.com/activity/grc-migration/
ルームドリーマーでは、今まで「カテゴリー+ポストネーム」の形でパーマリンクを構成していました。
ただ、記事のカテゴリー間での移動もする日が来そうだなと思ったので、今のうちにカテゴリーに依存するパーマリンクを止めにして、ポストネームだけの形でパーマリンクを作ることにしたんです。
こうしておくことで、記事のカテゴリーをいじってもURLは変わりませんし、カテゴリー自体を変更するなんてことがあってもURLは影響を受けません。
URLが変更されてしまうとSEOに大打撃を受けるので、SEOへのリスクを少なくするという意味でも、今回のパーマリンクの変更は僕にとっては必要な設定でした。
・・・と、言うことで、パーマリンクを変更した後の新URLはこのようになりました。
【パーマリンク変更前のURL】
https://roomdreamer.com/activity/grc-migration/
【パーマリンク変更後の新URL】
変更前のURLを入力して、変更後のURLが表示されればパーマリンクの自動リダイレクト成功です。
それでは旧URL入力して検索してみます。
すると・・・
新しいURLが表示されました!無事に自動でリダイレクトされています(^^)
これで、今回紹介した方法であればパーマリンクを変更しても手動の修正なしで自動でリダイレクトできることが分かりましたね!
パーマリンクを触るのって、結構覚悟がいる作業ですから、ぜひうまくいってもらいたいです!
だから、最後にこの方法の欠点的な注意点も紹介しておきます。
ここを読まずにパーマリンクをいじってしまうと、後で後悔してしまうかもしれません。
パーマリンクを変更してリダイレクトする時の注意点
パーマリンクを変更してリダイレクトすること自体は、紹介した方法で問題なくできます。
しかし、この方法は完ぺきではなく、これはできてないのかぁという欠点があります。
この注意点があると分かったうえで、パーマリンクを変更するのか、そのままで運営していくのかを判断してくださいね。
注意点① リンクカードは作り直し
まず初めの注意点としては、リンクカードは作り直す必要があるという点です。
リンクカードとはこれのことです。
オシャレなサイトでよく見かけるカッコいいリンクです。
このリンクカードがリダイレクトをすることでリンク切れになってしまいます。
テキストリンクやボタンリンクは普通にリダイレクトしてくれますが、リンクカードに関しては全て修正が必要になります。
そのため、大量にリンクカードを利用しているサイトの場合、修正に苦労することになります。
リンクカードを沢山使っている方は、パーマリンクの変更をするべきかどうか、一度検討しなおした方が良いかもしれません。
注意点② 設定は絶対に間違えない
「Redirection」の設定は絶対に間違えないようにしましょう。
特に「Monitor permalink changes in WordPress posts and pages.」の部分のレ点チェックは重要で、この項目にチェックをしていないとパーマリンクを変更した時に自動でリダイレクトが行われません。
そうなってしまうと、以前のURLから手動で新しいURLにリダイレクトをかけることになりますが、以前のURLが変更されてしまったわけなので、手動でリダイレクトをかけたくても元のURLがないので出来ません。
パーマリンクを変更したのにリダイレクトをかけなければ、今までURLにあったパワーがゼロスタートになるわけなので、SEO的に致命的な打撃を受けてしまいます。
必ず「Monitor permalink changes in WordPress posts and pages.」にはレ点チェックを付けるようにしましょう。
注意点③ プラグインが機能しない可能性がある
最後の注意点は、プラグインが機能しない可能性があるという内容です。
今回紹介した手順通りにリダイレクトを進めていけば、問題なく自動リダイレクトができるようになります。
ただ、プラグインで行う作業なので、プラグインのエラーであったり、仕様の変更でうまくいかないという可能性は少なからずあります。
そのため、パーマリンクの変更のような大きな変更を加える際は、必ずバックアップを取ったうえで行うようにしましょう。
もし小さいサイトを持っているようなら、そのサイトで試してみると良いですよ。
小さいサイトを1つも持っていないようでしたら、サブディレクトリでもいいので試し用のサイトを1つ作っておくことをお勧めします。
まとめ
パーマリンクの変更は本当に気を使う作業ですよね(;^ω^)
リダイレクトのことを知らずにパーマリンクを変更してしまうと、SEOでの評価が初期スタートになるとか聞くと、恐ろしすぎてできれば触りたくない部分の設定です( ̄ロ ̄lll)
それでも、サイトの運営を長い目で見たときには、今のうちに自分好みのパーマリンクにしておきたいという気持ちも出てきます。
パーマリンクの変更とそれに伴うリダイレクトは、以前は本当に大変で地味な作業でしたが、今では「Redirection」のおかげでかなり負担の少ない作業になっています。
今後の運営を気持ちよく行うために、今のうちにパーマリンクを好みのものに変更してみるのは良いことだと思いますよ(^_-)-☆